はじめに
これは個人の主観にもとづく意見です。これが正しいとは限りません。時代の流れによって求められる内容は変わってきます。
例えば、ここ数年でワードプレスのクラシックエディタは廃止され、ビジュアルエディタへの移行を余儀なくされました。
ブログに限った話ではありませんが、独学で稼げるようになるには、多大な時間を必要とします。単純にみても、1円の利益を発生させるまでに早くて数か月、一般的には一年以上かかることもあります。
その間、覚えることは山のようにあり、覚え終わるころには新たな技術が定着しており、独学で学んだことが無駄になってしまうことも珍しくありません。
例えば、私のブログはHTMLを手動で入力して記事を書いていた時代もありましたが、今では、その方法に頼らず、別の方法を用いています。
もちろん、HTMLの勉強が無駄になったわけではありません。しかし、HTMLやCSSの規格は常に進歩しており、2023年現在では、HTML5とCSS3が主流ですが、そう遠くないうちに、新しい規格が定着するでしょう。
独学は時間のロス
ブログに限らず、何かを習得するためには時間が必要です。この記事を読んでいる人の中には、独学でブログ運営を考えている人もいるかも知れませんが、覚えることは非常に多いです。多くの人が、その時間の浪費に耐えられずに挫折していきます。
そして、挫折せずに自力でブログを書き始めたとしても、問題はその先です。どのような文章を書けば読者に受けるのか?アクセス数を確保するためには、どのようなことをすれば良いのか?技術的な部分の勉強が終わったら、次は運営のための勉強が始まります。その後にはSEO対策について学ぶ必要があります。
どうやったら検索エンジンで上位表示されるのか?どうやったら自分のブログを読んでくれる人が増えるのか?SEO対策の勉強が終わるころには、今度は自分のブログのデザインや、読者が要求する内容の把握など、また新たな課題が見えてきます。
その数か月の間に、何が起きるのか
仮に、あなたが独学でブログ運営を始めるとして、一年以上の時間を費やして一通りのことができるようになったと仮定しましょう。その間、世間の流行は大きく変わりました。ブログに求められることも変化し、大衆は新たな話題を求めていることでしょう。
図書館の本は、どれだけ役立つのか?
図書館に行けばワードプレスの本やHTMLに関する本もありますが、その多くは古い内容になっていることがあります。HTMLやCSSの規格の進歩が速いため、仕方ない面もありますが、図書館で借りた本の内容が役に立たないこともあります。
もう一つの問題は、内容を覚えきれないと言うことです。せっかく、分厚い本を借りてきても、その内容を全て暗記するのは難しいでしょう。その間にも、時間は過ぎていきます。
時間は有限です
結論から言います。本当にブログで稼ぎたいのなら、初期投資は必須です。独学で進めてきた人は、途中で、無料でブログ運営をすることが難しいことに気づくはずです。
方法が全くない訳ではありませんが、効率的とは言い難いです。制約も多く、運営会社側がブログの運営を辞めた場合、独学で運営してきたブログは一瞬にして消滅します。このご時世、そう言うことも珍しくありません。
続けられるか自信がないから、まずは無料ブログで慣れておきたい。とか、少しでもコストをかけたくないから、無料ブログに頼ると言う考えを否定はしません。しかし、無料ブログだけで収益を得るには多大な時間を必要とします。
一年で一円しか稼げないブログを運営するために、数年の時間を費やして努力できますか?
初期投資として何をすべきか?
ブログで稼ぎたいと思う人は、初期投資のことを考えてください。ブログ運営には多少なりともお金がかかります。
レンタルサーバへの支払いや独自ドメインの維持など、年間に数千円から数万円程度必要になります。当然、パソコンやスマホを動かすための電気代、インターネットを使うための通信費が必要になりますし、ブログの内容によっては取材のための交通費も発生するでしょう。
有料セミナーやコンサルを活用してください
ここまで、独学の危険性について述べてきました。もちろん、収益を目的とせずに、マイペースでブログを運営したい方もいるでしょう。それはそれで、一つの選択だと思います。
例えば、私の趣味の一つに、魚釣り(海釣り)がありますが、魚屋に売りつけるために釣りに来ている訳ではなく、漁師を目指している訳でもありません。黒字か赤字かで言えば大赤字です。釣り竿代、餌代、クーラーボックスの中に入れる氷などの消耗品、現地への交通費、細かく計算していけば、無駄な出費ばかりです。趣味だから成り立つのです。
しかし、皆さんは違いますよね。魚釣りは趣味の一つだから、運よく魚が釣れたら嬉しい。とか、今日は、この仕掛け(釣り針や釣り糸の組み合わせ)で、この魚を釣れるようにするぞ。と、期待しながら海に向かうのではなく、稼がなくてはいけない立場なのです。
私のように、パソコンの前でキーボードを叩きながら、ついさっき、魚釣りが趣味だと書いたけど、かれこれ数十年近く、海釣りに行けてないなぁ。最後に行ったのいつだっけ?数千円かけて早朝から出かけて、釣れたのは売り物にならない小アジが数匹。なんてのがザラだもんなぁ。コスパ悪いよねぇ、これ。なんて考えている場合ではないのです。
金儲けだの銭取商売だのと言われたくないですね
こういう話をすると、必ず出てくる言葉があります。「しょせんは金儲け」「銭取商売」(ぜにとりしょうばい)だと。立場上黙っていますが、正直、腹立たしいですよ。
じゃああなた、社会奉仕として会社に通勤してますか?自己満足のために米や野菜を育てていますか?趣味で薬品の研究をしたり、遊びで機械の開発をしていますか?違いますよね。
経験と情報には金銭的な価値が発生します
有料セミナーやコンサルの運営担当は、常に勉強を続けています。みなさんには、それを有料でお伝えしています。
このページで書いてある内容は無料で読めますが、ここには誰もが知っている情報しか書いてありません。もしくは、重要度の低い情報です。世の中には、セミナーやコンサルから買わないと得られない情報も多々あります。
最後に
長々と書いてきましたが、この原稿を書けるようになるまで、かなりの時間を要しました。最新規格であるHTML5やCSS3の勉強、ワードプレスの扱い方、文章を書くための勉強やセミナーへの参加、挙げていけばキリがありません。
執筆にかかった時間は約2時間です。読者の皆さんがこれを読み終わるのは、長くても15分程度でしょう。AIの進歩により、この程度の原稿なら15秒で出力される時代です。今回はAIに頼らず、全て私自身の言葉で書きましたが、AIを活用すれば、5分もかからずに執筆できます。
個人的にもAIを活用していますが、現時点ではまだ、AIの出力した文章に違和感を感じることや、不自然な点が残っています。例えば、浅草の観光ガイドの原稿を書かせたら、『浅草のローカルフードとして、鍋やタコ焼きを楽しみました』と書かれる始末です。
いや、鍋はまだ分かるよ。柳川鍋とかあるし。しかし、タコ焼きはないだろ。こんなの書いたら担当に怒られるよ。と、苦笑いしながら読みましたが、あと数年もしないうちに、自然な文章が出力されることでしょう。
現時点でも、プロンプト(AIに対する指示)を工夫することで、自然な文章が出力されますし、事実、chatGPTで出力した原稿のうち、納得できる出来栄えの文章が出力されたこともありました。
これはさすがに驚きましたね。そして、そのプロンプトや操作方法を教えるのが有料セミナーやコンサルの役目です。